本日のアイリー動物病院でのパピークラスは、安心できるスペースを作りましょう!の回でした。
ワンちゃんと一緒に暮らすときに、お家の中でも安心して休める場所を確保してあげることは重要です。ワンちゃんがゆっくり自分の時間を過ごせる部屋を準備するわけですが、人と同じように6畳一間を与えることではなくて(^-^;
リビングの中でも一区画をワンちゃん用のスペースとして環境を整えてあげることなのですが、写真のような環境を作り、安心できるスペースをクレートの中と教えてあげる「クレートトレーニング」には色々なメリットがあります。
写真のような環境を作って、寝床を汚さないようにする犬の習性を利用し、クレートを寝床と認識させてあげることでトイレシーツで排泄させるトイレトレーニングも並行して教えることも可能です。

他にも、クレートトレーニングを覚えたワンちゃんにとって、クレートは安心できる移動式の自分の部屋になります。動物病院へ連れていくとき、トリミングサロンへ連れていくとき、ちょっと遠くのドッグランがある公園に連れていくとき、ワンちゃんと一緒に旅行へ行くときなどなど、特に移動するときには便利です。また、車で移動する場合には、突然の事故からワンちゃんを守ってくれるツールとなります。よく、閉じ込めておくとかわいそうだから、車で移動するときは座席に直接乗せたり、足元に居させたりということを聞きますが、ワンちゃんにとっても人にとっても大変危険です。
実際、運転中に運転席の足元までワンちゃんが侵入してしまってブレーキを踏めず事故を起こしてしまったり、ワンちゃんをフリーな状態で運転していて衝突事故に巻き込まれ、事故の衝撃でワンちゃんがフロントガラスを突き破って車外放出して亡くなったり、事故後、ドアを開けたらパニックになったワンちゃんが車外に飛び出して後続の車にひかれてしまったなどの話も聞きます。クレートはそのようなアクシデントからワンちゃんを守ってくれる便利な道具として利用できます。
クレートトレーニングを効率よくワンちゃんに理解させるためには、実はそこまで難しいことではありません。
まずは、クレートに入ることを大好きにさせるだけ。ご飯をあげるときはクレートの中で食事させたり、オヤツをクレートに入れて、クレートに入ったらクレートの天井や壁の隙間からオヤツを入れていくと、ワンちゃんはクレートをオヤツが降ってくる箱として学習します。まずは、箱に入ることに対して抵抗をなくすことがポイントになります。
もちろんこの練習だけではクレートレーニングは完成しませんが、まずは、クレートを好きにさせなければいけません。いたずらしたからハウスに入ってなさいなどと言って、お仕置き部屋にしていませんか?安心できるスペースを作ることが目的ですので、犬にとってクレートに対してマイナスイメージを持たせることは効率が悪くなります。楽しく美味しく練習がクレートトレーニングのポイント!今日のパピークラスの写真を撮り忘れてしまい(^-^; 前のクールの様子ですが、扉を開けたままでも出てこないくらいクレートの中が好きになるまで続けてみましょう。
今日は、外の気温もそこまで高くなく、曇り空の丁度良い天気でしたので、最後は病院併設のドッグランで少しフリープレイ。
パピーたちはお互い顔見知りになってきたので、上手に遊ぶことが出来るようになってきました。パピーたちが遊ぶ姿はいつまでも見ていられますよね〜(^^)
ゴルビーはパピーたち相手に頑張って遊んでくれましたが、すぐバテバテ(-_-;)
成犬との関わり合いも上手になってきました!

posted by SDS宇都宮校 at 20:35|
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